今からおよそ1000年前、北アジアの草原地帯に生まれた一大王朝、契丹。
巧みな騎馬戦術と唐を継承する高い工芸技術によって国力を増大させ200年の長きに渡って栄華を極めました。 展覧会では、契丹文化の粋をきわめた美しい宝飾品、ガラス細工、陶磁器などの文化財を、契丹にいきた3人のプリンセスに焦点をあてて紹介されています。
世界初公開50件、一般文化財45件を含むえりすぐりの作品127件が公開されています。 美しいプリンセスらが愛した華やかな髪飾り、水草,魚、かえるが描かれた指輪、2羽のオウムが舞う鏡、そして宝石のうめこまれた鏡箱。
3人のプリンセスの一人、陳国公主
彼女は、第五代皇帝を祖父にもち、18歳の若さで亡くなった美しきプリンセス。 黄金のマスクと銀の冠を身に着け、美しい馬具とともに埋葬されていました。
馬に乗り、侍従を従え大草原を駆け巡った1000年前の彼女を思い浮かべるだけで、顔に風を感じそうです。
すでに一万人入場だそうで、すごい人気です。
彼女に会いに来週行ってきます。